あらがえない。わかっていた。無駄な抵抗に割く体力も惜しかった。みかじめ料(予算)も用意しておいた。推しがいる。推しのやべえ上位賞がある。つまりすんごくすんご~~~~~く欲しかった。尋常じゃなく欲しくてたまらなかったのである。精神衛生上我慢は体に悪いんじゃないかとすら思えてきた。毎日検索してしまうのだ。抗えよう筈もなかったのだ。わかっていた。今回ばかりは、今度ばかりはこれは…これはしょうがないのではないだろうか?!
冒頭から言い訳をつらつらと書き連ねてみたけれど、ただの通常運転でしかなかった。
なにが言いたいのかというとつまり推しの上位賞が欲しいので発売二日目の、自分の誕生日という年に一度の運命の日に肖ってみんくじを引いてきたよという報告です。
今回はみんくじさんから発売された刀剣乱舞:~ぬーどるストッパーの陣 其ノ六~ 10周年アニバーサリーVer.
いつの間にかラインナップから使い勝手のよかった丼が消えていて悲しい。文土佐特命調査組で出ていたあの砂時計の則宗と長義も欲しかった。なんならごっちんとおつうで鍋掴みも欲しかった。謎センスが異彩を放ち過ぎていたエプロンは無くてよい。あれの燭台切今でも我が家でどうにもできずにしまいこまれている。すまない光忠。でも上位賞は相変わらず上質なフィギュアだし、タオルもセンスが迸っている。
今回欲しいのは下位賞の三名そうめんポーチと、上位賞のC賞伯仲ビッグタオルの二点。主に欲しいのはC賞です。三名そうめんポーチは村正派推しの母上のため。
自分の誕生日というそれだけの事実に絶大な期待と過信を上乗せし、いざ、運命の五回。誰も引いていないまっさらなところから引けるのってなんだか嬉しいものですね。なにげに初めての経験かもしれません。
運命の結果は────?!

レジの外人さんとハイタッチした。震える指先でコンテナから自分が引いた賞の景品を探し出した(外人さんでわからないから自分で探して、最後に引いたくじと賞品のアルファベット見せて確認だけさせて、とのこと)
こ、こんなことってあるんだね(震え声)
五回だけと決めて引いた結果、この盛大なバースデイ限定バフにより欲しかった二つをぶち抜きでゲットすることが出来た。え?(困惑)
この記事を書いている十一月半ばの現在も、まだ、まじかよの気持ちでPCデスク前の椅子に膝掛代わりに掛けているビッグタオルを信じられない気持ちで眺めてしまう瞬間がある。
十周年の今年、刀剣関係はなんだかんだ推し運に恵まれている気がする。十年、長かったようなあっという間だったような。審神者証も熟練になり、高齢化する歴戦の審神者たちの健康面まで考慮して健康体操を作ってくれた運営(時の政府?)の思惑に乗っかるように、この先のニ十周年、三十周年のその時にも少しでも健やかにその時を迎え、祝えるような自分でありたい。
その過程の中で、またひょっこりとこんな嬉しい奇跡のような瞬間に巡り逢えたら嬉しいなあ。ありが刀剣乱舞。これからも、どうぞよろしく近侍殿。そして我が本丸の刀剣男士たち。